今日のインタビューはScarlet Valseです。
⚠ The English version is here.
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Scarlet Valseの皆様、インタビューの機会を頂きありがとうございます!まずは、各メンバーについて掘り下げていきたいと思います。
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各メンバーの紹介をお願い致します。自分自身を表す一言をそれぞれお願い致します。
[Kakeru] 大魔王で大天使のKakeruです。
[You.] You.(よう。)、あくまでギタリストです。
[Rin] Scarlet Valseの食いしん坊!ギターのRinです!自分を表す一言は『Take it easy』です。
[Shian] こんちくわ!!いい感じに元気なベースShianでーす!
[Yo-hey] Scarlet Valse Drums Yo-heyです!ガオー!
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ビジュアル系に興味を持ったキッカケはなんですか?
[Kakeru] とにかく、激しく、美しく、音楽も見た目も派手なバンドさんたちをテレビや雑誌で見てから自分もやりたいってなっていきましたね。
[You.] ビジュアル系、その言葉を知ったキッカケはブレイクアウトというTV番組だったかと思います。
[Rin] ギターをはじめた頃に読んでた雑誌でとにかくビジュアル系バンドがたくさん載っていたので、ビジュアル系に興味をもったというよりは自然と『バンド=ビジュアル系』っていう図式が自分の中にありました。
[Shian] Xのシングルスのジャケットを見たのがきっかけでそこからXのCDやDVDを漁るようになって派手な見た目に憧れを抱きました!
[Yo-hey] 自分はもう一人の自分に変身出来ると思ったのがキッカケでした!
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バンドを組もうと思った理由は何ですか?そして、それぞれ今の自分のパートを選んだ理由も教えてください。
[Kakeru] Xさん、LUNA SEAさんはじめ様々なバンドさんのカッコ良さ、一つのことに向かって皆で頑張るっていうのに憧れてって感じですね。ボーカルを選んだのは・・・単純に目立つからです(笑)
[You.] BOФWYさんやXさんを観てかっこいいと思ってバンドを組もうと思いました。
その少し前からギターを始めていたのでそのままギターを選びました。
[Rin] 最初は友達と楽しいことをやりたかっただけでしたね。ゲームをするのに飽きて、みんなでバンドでもやるかぁーみたいな。当時は演奏することよりも一緒にいる時間が楽しかっただけでした(笑)
ギターという楽器を選んだ理由・・・んー、ギターってかっこいいじゃないですか?それが理由です(笑)
[Shian] やっぱり憧れた初めてがバンド形態だったのでソロで動きたい願望よりもバンドをしたかったです!
元々ベーシストではなかったのですが専門学校時代にベーシストとして、今でもやってるって感じです。
[Yo-hey] 少年期に好きなバンドが沢山いて魅力を感じてのめり込み、自分もバンドをやりたいと思い、縁と一番興味があったドラムを選びました!
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演奏していて一番楽しい楽曲は何ですか?またその理由は?
[Kakeru] 自分としてはPrayerやShining...、Dearでしょうか。感情移入をし易く、歌い終えた後が凄く気持ちいい。
[You.] 音の世界観的にSilhouette-シルエット-です。
[Rin] 今はPrayerかなぁ。自然体の自分でみんなと笑顔の時間を共有できる瞬間が幸せ!
[Shian] Shadow`s Gameですかね。。。曲の雰囲気としては跳ねてるっていうのが一番分かりやすいと思いますけど、自然と体も跳ねたくなるからです!
[Yo-hey] Silhouette-シルエット-、Prayer、Misty Nightは得意なドラミングなので楽しいです!
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先日新グッズとして「Inferno」限定ロングパーカーが発売されました。Scarlet Valseのみなさんはどのグッズがお気に入りですか?
[Kakeru] 丈の長めなTシャツとかでしょうか?昔、ワンピース型のTシャツも発売しましたし、限定ロングパーカーと同じデザインのTシャツも丈が長めになっています。
[You.] パーカーは普段もよく着ていて特に赤パーカーがお気に入りです。
[Rin] 絵を書くことが好きなのでメンバーデザインものはそれぞれの時期ごとの思い入れもあってわりと好きです(笑)
[Shian] タオルがお気に入りです!ロゴタオルなんかはThe・Scarlet Valseって感じですよね!
[Yo-hey] ライブの日はお気に入りのScarlet Valse白パーカーを制服感覚で愛用しています!
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今年の個人的な目標はありますか?
[Kakeru] アコースティックギターを買ったので、ステージで弾きながら歌うことでしょうか。
[You.] あります。詳細は秘密ですが新しい事に挑戦するために練習中です。
[Rin] 今年は・・・去年より多く幸せを感じる瞬間があればいいなぁと。自分が幸せな時にこそ人に優しくなれますしね。
[Shian] 時代に乗り遅れないようにネットの中でどれだけの事に挑戦できるか、どれだけの人に見てもらえるかが目標、課題にしてます!
[Yo-hey] Scarlet Valseの楽器に応える為にドラムの向上と事故や怪我なく元気に頑張る事です!
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続いて、4月15日に8枚目のシングル「Inferno」が発売されました。今回はどのような作品となっているのでしょうか。制作秘話など詳しくシングルの内容についてお伺いしました。
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今回のシングルに収録されている楽曲についてお伺いします。「Inferno」を表題曲として選んだ理由や収録されているカップリング曲についても教えてください。
[Kakeru] 単純に、今回の全体的なコンセプトが悪魔だったのですが、実はInfernoではない曲をメンバーに投げていたんです。表題曲ではなくカップリング用として。曲が出そろった時に、もっとインパクトがあるのが欲しいってなって、急遽書いたのがInfernoだったんです。よりダークにより悪魔的にをイメージするのと同時に、闇に堕ちたとしてもその場所を焼き尽くして、這い上がるのだっていう意味も含んでいます。
[You.] 自分が作曲したfalldownについてですが、今回のテーマが悪魔で前回のテーマだった天使から堕ちて悪魔になったというお話なので、"堕ちる"をイメージして激しさと哀愁を表現しました。
[Rin] 表題曲として選んだ理由は映像などの総合的な世界のイメージがしやすかったからかな?
カップリングの中では『Cruelty Lovers』は私が原曲をもってったんですけど、悪魔っていうコンセプトを聞いた時に真っ先に頭に浮かんだ、サキュバスをイメージして作りました。
- CD
- Inferno
- Cruelty Lovers
- falldown DVD - Tour Final at Takadanobaba AREA
- Metamorphosis
- Tears of Venus
- Agehachou No Yume (揚羽蝶乃夢)
- Flames
- Virginal Blood
- No.6
- Promise
- Everlasting Life
- Darkness Circus
- Misty Night
- Shadow's Game
- Angelic Sky
- Reincarnation
- Raison D'etre
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表題曲「Inferno」は、Scarlet Valseの楽曲としては珍しく、ダークで重苦しいサウンドとなっています。そのような要素を楽曲に取り入れるのは苦労されましたか?今後同じようなダークな楽曲を制作する予定はありますか?
[You.] ダークで重苦しいサウンドは今までもありますし、この曲に関しては苦労しなかったです。
[Rin] この雰囲気は実は得意分野でもあるので、全く苦労はなかったです。素直に楽曲の雰囲気をより強くしようと思ってアレンジしてたので、むしろスムーズでしたね!今後は・・・さぁどうなるでしょうね?(笑)やりたくなったらやりますよ(笑)
[Shian] ベースに関してはちょっと音色を今までとは重みを加えた音色にしました!
[Kakeru] 単純に、Scarlet Valseの楽曲は全て並べてみると、一つの物語になっているのです。それが明るいときもあればダークなときもある。人生みたいですね(笑)
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このシングルの制作やレコーディングはどうでしたか?また制作する過程で、ここの部分は作るのに苦労したなど難しかったところはありますか?
[You.] falldownのサビは曲のキーであるDm以外のコードが全てメジャーコードになっていて、そのコード進行でのタッピングソロが難しかったです。
[Rin] シングル通して素直に楽曲の求めることをやってった感じなので、全体的にスムーズでした!
あ、強いて言うなら『Cruelty Lovers』の作曲はちょっと悩みましたね。キャッチーでカジュアルに聴けてそれでいながらちょっと闇を感じるような・・・っていう釣り合いをとっていくのが中々思うように行かず・・・(笑)
[Shian] 2度目の事なんですけどCruelty Loversのギターとベースのユニゾンソロ部分が血豆出来るくらいに練習しました。笑
[Yo-hey] 毎回違う難しさがあるドラムアレンジなんですが今回も案の定苦労しました!が、達成感充実感ありです!
[Kakeru] 歌としては今回はそこまでハイトーンとか無かったのですが、感情を込めたニュアンスを出すのにちょびっと苦労しましたね。特にInfernoのセリフの部分です。まぁまぁ早口(笑)
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今回のシングルは前作のシングルとは対照的な内容となっています。前作の「Heaven」と今作の「Inferno」の2つの作品には、なにか特別な関係性があるのでしょうか?
[Yo-hey] Heavenは天使、Infernoは悪魔です!
[Shian] 天使と悪魔。白と黒みたいな。それだけです。(笑)
[Rin] そもそも前作の構想段階で今作のイメージも一緒につくってたので、この2作は2つで1つです。
[Kakeru] もっと言うとHeavenの前から関連性はあります。揚羽蝶の羽が天使へと変貌を遂げ、それから闇へ堕ちていくのです。
- CD
- Heaven
- Believe
- Story (New Version) DVD
- Heaven (PV)
- Heaven (MV Making)
- Swallowtail Butterfly
- Metamorphosis
- Tears of Venus
- World End
- Fushichou (不死蝶)
- Shadow's Game
- Eternal White
- Silhouette (Silhouette-シルエット-)
- Promise
- Shining...
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今回のシングルCDには、昨年高田馬場AREAで行われたツアーファイナルの14曲を収録するDVDが同梱されています。その日の一番の思い出や印象に残った出来事はありますか?
[You.] 高田馬場AREAさんでは始動ワンマンなど何度かやらせてもらいましたが、これまでで一番良かったワンマンでした。
[Shian] 初の高田馬場AREAワンマン、一番の印象はやっぱりあの場に沢山のファンの皆さんがいてくれた事です!
[Rin] 一番の思い出は次のステップであるO-WESTワンマンを発表できたことですよねぇー。まぁ、そのO-WESTワンマンはずっとやりたいとは言ってたものの、決まったことは我々メンバーもあの日当日にサプライズで知らされたんですけど(笑)
[Yo-hey] ライブ前、ステージに出る直前の円陣組む時に初めて知らされたスケジュール、O-WESTのワンマンがあった事が非常に印象に残りました!
[Kakeru] 47都道府県ツアーのファイナルでしたし、ただでさえ気合いが入っていたワンマンでしたけど、その先のビジョンも見据えた上でのワンマンでした。なので、メンバーには次はワンマンツアーだよって言うことだけ伝えておいて、ファイナルはどこかっていうのは伝えてなかったんです(笑)
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最後に、バンドのことをより深く知っていきましょう。
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Scarlet Valseを結成されたキッカケや、現在のメンバー構成に至るまでの経緯を教えてください。
[Kakeru] 個人的な話ですが、前のバンドが解散し、メンバーを探していたのですが、自分自身に合う音楽性も模索しながらだったんです。そこで気づいたのが、今の音楽性、クラシックとメタルを基調としたところですね。それを念頭にメンバーを集めました。色んな友達のライブ見に行ったり、打ち上げに出たりって感じで(笑)
[Shian] 俺は途中加入だったんですけど、加入の話が来てから間も無く気付いたらここでベース弾いてました(笑)
[Kakeru] そう、結成後、何度かメンバーチェンジがあったけど、前のメンバーの脱退が決まったと思ったら案外すぐにメンバーが見つかるのです。
[Rin] そうして私がここにいる(笑)
[Kakeru] 何度もメンバーチェンジってファンの子を戸惑わせたり、色々な思いが毎回駆け巡ったけど、現体制になってからは不思議と安定してメンバー同士支え合って前を向いてって感じなんですよ。もちろん、前のメンバーのときもそういった感触もありましたけど、今は何ていうか、言葉無くても音で繋がっているって言うか、なんだろう?不思議だ(笑)
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Scarlet Valseの音楽はジャンルでいうとメタルに分類されるかと思いますが、ビジュアル系のイメージを全面に打ち出しています。どうしてこの分野を選んだのでしょうか?
[You.] Scarlet Valseの音楽を表現するのに合うビジュアルを考えてやっています。
[Rin] この分野を選んだというよりは、かっこいいと思うこと、やりたいことを選んだ結果この分野にいますよね(笑)
[Shian] 深い事なしに好きだからじゃないでしょうか?
[Kakeru] 自分が好きっていうのもあるし、自分に似合うっていうのもあると思います。そして、なにより皆で楽しんでって言う感じですね。例えば、最近買ったこのゲーム面白いぜ、一緒にやろう!みたいな(笑)
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Scarlet Valseの楽曲を初めて聴くという人たちにオススメの楽曲はありますか?
[You.] 揚羽蝶乃夢がおすすめだと思います。
[Rin] うちの曲って実はすごく音楽性の幅は広いのできっとそれぞれの人に合う曲があると思う。だから何か1つこれっていうのは選べないかな(笑)
[Shian] ここ最近の作品全部聴いとけば間違い無いです!
[Yo-hey] 自分としては代表曲の揚羽蝶乃夢、Prayer、Dear
[Kakeru] どの曲も魂込めていますが、今のScarlet Valseをより濃く感じて貰うなら、Prayer、Heaven、Infernoでしょうか。
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Scarlet Valseは2011年に始動し、今年の9月で9周年を迎えられます。結成当初から変わった部分、またここは変わらず続いている部分を教えてください。
[You.] メンバーはだいぶ代わりましたね。でも、根本的なサウンドは変わってないと思います。
[Rin] まず6周年の時点で私はいなかったのでそこは大きな変化ですよね(笑)
最初はバンドの外から、今はバンドの中からそれぞれの感覚を持ってる私は『最初はカッコつけてるバンドだったんだけど、いつからかカッコいいバンドになったなぁ』って感じますよ。
[Kakeru] とにかく、始動してた時はナメられたくない、気合い、みたいな感じでギラギラすることを演じていたような気がします。かといってそのころを否定するんじゃなくて、あの頃があったから、今は凄く気持ちも余裕を持って何でもできるようになったかなって思います。それでもって変わってないところは、音楽への追及、物語を書く上での信念でしょうか。
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Scarlet Valseの活動において、最も誇りに思っていることはなんですか?そしてその理由は?
[You.] 素敵なファンが居てくれることです。バンドが良くなければ素敵なファンはつかないし、そのファンによってバンドは成長できます。
[Rin] 生み出して来た曲とか、作り上げる世界とか、それだけじゃない。うちはメンバーの人間性が素晴らしいと思います。そしてメンバーのバランスがとれてると思う。だから私の誇りはScarlet Valseを構成する人にあります。
[Shian] このメンバーでやれている事です。今活動できているのはこのメンバーだからですからね。
[Yo-hey] 良いメンバーに巡り会えた事を誇りに思います!
[Kakeru] メンバーがいるからファンがいる、ファンがいるからメンバーがいる。もちろん支えてくれるスタッフ陣も。関わってくれる人間すべてでしょうか。
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結成当時は無所属で活動されていましたが、2014年にStarwave Recordsに所属となりました。事務所に加入することで、バンド活動での変化はありましたか?
[You.] CDを流通させてもらったり、カラオケに入れてもらえたり、活動の幅もかなり広がりました。
[Kakeru] 知らないことが沢山あって、それを知ることが出来たということもですし、仲間も沢山増えました。
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昨今、新型コロナウイルスの影響によりライブの延期・中止が相次ぐ中、いち早くYouTubeでの無観客ライブを行うなど積極的な活動をされています。今後の影響についてどう思いますか?
[You.] 配信ライブはライブに来られない国内外の方々も観る事ができるので、通常のライブが出来るようになっても活動方法の1つとして良いと思いますが、この数ヶ月で業界全体の配信のクオリティが急激に上がってるので、これからはその質も求められるかと思います。
[Rin] 全ての物事はなるようにしかならないし、私たちは常に環境にあわせていくべきだと思うので、今後は・・・なるようになるんじゃないですかね?(笑)
[Shian] 正解が分からない中のことなのでどうなるかは分かりません。だけどこの時期にやっている事は間違いなく今後何かに役に立ってくると信じてます。
[Yo-hey] この期間だからこそ調整、挑戦出来た事があるのでそれを生かして行きます!
[Kakeru] とにかく、自粛期間だからといって、何もしないって言うのが嫌だったんです。こんな時だからこそ、ファンの子は・・・いや、人間はエンターテイメントを欲する、そしてそれにより心を浄化しなければならない。そう思うんです。
もちろん、今後も人間はエンターテイメントを欲する、音楽を欲すると思います。なので、毎回飽きないように趣向を変えたりで、少しでも画質音質はもちろん、内容も良いものを提供していかなければと思います。世の中もしばらく配信が主流になったりすると思うので。
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今年のScarlet Valseの目標を教えてください。
[Shian] 去年より今年。今年より来年。ただひたすらにやれる事をやっていきます。
[Kakeru] そう、何事も前向きに。実際、コロナの影響でこんな状態だけど、去年やらなかったことが今できてるしね(笑)プラス思考で、ポジティブに!あとは、WESTワンマンはじめ、振替公演を絶対にやることですかね!
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最後に、各メンバーからメッセージをお願い致します。
[You.] 最後まで読んでくれてありがとうございます。早くライブで皆と暴れたいです。そのためにも皆も俺たちも絶対新型コロナに感染しないよう気を付けましょう。
[Rin] 最後まで読んでくれてありがとうございます。よく食べてよく眠り素晴らしい人生を歩んでください。そしてその人生に私たちの音楽が寄り添えたら最高ですね。
[Shian] 今までにない大変な状況に戸惑ってる部分はあると思います。もちろん俺たちも。そんな中先陣を切って明るい光を差し込めるように色んなものをぶっ壊していこうと思います。
絶対に潰れない。信じて着いてきてください。
[Yo-hey] 同じ時を生きてまた必ず会いましょう!
[Kakeru] 辛いことも、悲しいことも、楽しいことも、嬉しいことも全て皆さんがいるから経験でき、乗り越えることが出来、未来を見つめることが出来ます。また必ず会いましょう!
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この度はインタビューにご協力いただき、誠にありがとうございます。今後益々のご活躍をお祈りしています。
コーディネートしてくれた @Ryu, @VisualKeiKatt に感謝。 \ 日本語の翻訳が @vkeijonas と優しい友達に感謝。
お問い合わせ: vkgy.official@gmail.com